
イドリブ:戦争で荒廃したシリアの反政府勢力が支配する同国北西部で水曜日、民主化運動の開始から12年を迎えたことを記念して数千人のシリア人がデモを行い、近隣諸国とアサド政権との「関係正常化」を拒否した。
中東の民衆蜂起「アラブの春」を発端とする2011年の抗議行動に対する残忍な弾圧は、外国勢力やジハーディスト(聖戦主義者)を巻き込む複雑な内戦の引き金となった。
その結果、50万人以上の命が奪われ、何百万人もの人々が国内外で避難を余儀なくされている。
イドリブ市では、デモ参加者が革命の旗を振り、「国民は政権の崩壊を要求する」、「すべてのシリア人に自由と尊厳を」と書かれた横断幕を掲げた。
デモ参加者のアブ・シャヒド氏(27歳)は「私たちは革命の記念日、すべての自由なシリア人の心の中にあるこの素晴らしい記憶を記念するために来ました」と語った。「私たちは、恐怖の壁を打ち破り、犯罪的な政権に反対するデモを行った日を誇りに思っています」
イスラム主義グループとトルコが支援する戦闘員によって支配されているシリアの北部と北西部の反政府勢力支配地域には、400万人以上の人々が住んでおり、その少なくとも半数は国内の他の地域から避難してきた人々である。
抗議活動は水曜日、シリア中央部ラッカ県のクルド人支配地域であるタブカでも行われた。
シリア北部のクルド人グループはアサド政権とトルコによって共通の「敵」と見なされており、トルコに「テロリスト」と呼ばれているが、米国の支援を受けている。
専門家によると、アサド政権はまた、2月6日の壊滅的な地震の後、国際的な孤立から脱却しようとしているという。
AFP