
アラブニュース
ロンドン:英国の外務大臣は金曜日、占領されたヨルダン川西岸の一部を併合しないようイスラエルに警告した。
「イギリスは、イスラエルのヨルダン川西岸一部併合に向けた動きがありそうだとの報告に懸念を示している」とドミニク・ラーブは声明で述べた。
「このような一方的な動きは、和平交渉を再開しようとする新たな取組みに悪影響を及ぼし、国際法に反するものとなろう」と彼は付け加えた。
「現状のいかなる変更も、当事者自身の協議による合意なしに進めることはできない。」
米国は、火曜日に発表された中東和平計画の一環として、イスラエルがヨルダン渓谷とヨルダン川西岸地区のすべての居住地を併合することを提案している。
英国はこの計画を慎重に受け入れている。ボリス・ジョンソン首相は水曜日に議会で次のように述べた。「完璧な和平計画などないが、この計画には二国家解決のメリットがある。この計画によって、エルサレムがイスラエルの首都であり、かつパレスチナ人の首都でもあることが保証されるだろう」
一方、パレスチナのマフムード・アッバス大統領は土曜日に、パレスチナ自治政府が計画を拒否した後、安全保障に関連したものも含み、米国およびイスラエルとのすべての関係を断ち切ったと述べた。
カイロで開催されたアラブ連盟外相会談で、彼は次のように述べた。「私たちはイスラエル側に通知した。今後イスラエルとも米国とも関係は一切ないだろう。安全保障関係も含めて、だ」
会議の最終的な公式声明では、パレスチナ人民には、1967年の中東戦争でイスラエルが攻略し占領した土地に東エルサレムを首都として国家を創設する権利があることを外相陣は確認したと発表された。