• UAEフードバンクは、一年で最も神聖な月ラマダンに困窮している人々に奉仕するという人道的な責務に対する積極的な取り組みを強調
• プロジェクトの目的には、地域住民の社会的責任意識の向上とボランティア活動の促進も含まれる

アラブニュース

ドバイ：UAEフードバンクは、イスラム教の断食月（ラマダン）期間中に（アラブ首長国連邦（UAE）内外の恵まれない人々に300万食分の食事および食品小包を提供するプロジェクトを開始した。国営エミレーツ通信が22日に報じた。

寄付された食事の配布のほか、このプロジェクトは、余剰食料を管理し、廃棄物を減らし、UAE内外の困っている人々に食料を提供することを目的としている。

ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム・グローバル・イニシアティブズと提携し、さまざまなパートナーの協力を得て、UAEフードバンクは、シェイカ・ヒンド・ビント・マクトゥーム会長の指揮によるラマダンに向けたプロジェクトを発表した。

同団体はまた、食品廃棄物ゼロの達成という重要な目標について、一般の人々の意識を高めることを目指している。

ダウード・アル・ハジリ副会長は、困窮している人々に奉仕するという人道的な責務に対するUAEフードバンクの積極的な取り組みを強調した。

「UAEフードバンクは、その多様な取り組みを通じて、余剰食料の管理、廃棄物の削減、地域および世界の受益者への食料供給というビジョンと使命に基づき、これらの（今回のプロジェクトでも打ち出されている）価値観を世界的に推進することを目指している」とアル・ハジリ副会長は語っている。

発表されたプロジェクトは、UAEフードバンクとそのパートナー、および社会で活動するその他の人々の間で、社会的責任の意識を向上させ、相互の協力を促進するものだ。

「このプロジェクトの最終的な目標は、できるだけ多くの困っている人々に食料を提供することであり、同時に廃棄物を最小限に抑えることだ。これは、余剰食糧を管理し、地域および世界の受益者に確実に届けるという当フードバンクの使命に沿ったものだ」とアル・ハジリ副会長は述べている。

運営委員会のマナル・ビン・ヤールーフ委員長は、ラマダンに向けた同フードバンクの計画について説明し、すべての食品企業の協力が重要な役割を果たすと強調した。

「UAEフードバンクは、これらのパートナーと協力して300万食を集め、当バンクに輸送した後、UAE赤新月社と協力して国外に送る予定を立てている。ホテルやラマダンテント（イフタールテント）も余剰食料の収集に重要な役割を果たし、関係当局からもこの食料を当フードバンクや慈善団体に届ける最適な時間と場所を特定するに当たって協力が得られることになっている」とビン・ヤールーフ委員長は語った。

同委員長はまた、民間セクターとの連携も極めて重要であることを強調し、持続可能性と環境保護のために、人間が食べるには適さない食品を油や農業用肥料に変換するリサイクル事業者との連携を強化する計画であることを明らかにした。

さらに、地域住民の社会的責任意識の向上とボランティア活動の促進のため、ドバイのイスラム慈善活動局との共同イニシアティブ「ハリースをどうぞ（Your harees on us、hareesはラマダン月用の麦のおかゆ）」を実施することもビン・ヤールーフ委員長は発表した。

「このイニシアティブは、レストランがドバイ首長国の伝統料理であるハリーズを少なくとも1人前用意し、イフターテントに配ることを奨励するもので、与えることと寛大さの価値観を育むことを目的としている」と委員長は説明した。