
ドーハ:2024年3月にカタールで、世界最大の技術系カンファレンスとされるウェブサミット開催される。カタール・ニュースエージェンシーが報じた。
同イベントがMENA地域で開催されるのは初めてだ。
カタールの通信情報技術省は4月6日に出した声明の中で、ウェブサミット・カタール(WSQ)には、「何千人もの国際的な起業家、投資家、そして世界のあり方を変える次世代のリーダー」が集まると説明した。
また、WSQは、プレゼンスが確立されているヨーロッパ、北米、南米、アジアに加え、今後5年間に中東、アフリカ、インドの成長中のエコシステムにまたがってテクノロジーの世界をつなぐ新たな機会をもたらすという。
カタールのムハンマド・ビン・アリ・アルマンナイ通信情報技術大臣は「カタールは、時代に先駆けて未来を形作るリーダーや思想家を大勢WSQに迎えることを楽しみにしています」と述べた。
出席者は仲間と出会い、ビジネスを成長させる道を開拓し、カタール文化を体験できるという。
「このイベントは、世界レベルの施設やインフラを有利に活用し、旅行を円滑にし、強い経済成長を実現する一助となるでしょう」とアルマンナイ大臣は付け加えた。
ウェブサミット創設者兼CEOのパディー・コスグレイヴ氏は次のように述べている。「WSQは、中東の新世代の創業者を世界の投資家、ジャーナリスト、顧客、パートナーなどと結びつけます。ウェブサミットにとってWSQは、技術界のリーダーを集め、すでに急成長しているテック界を発展させる新たなチャンスです」
カタールでは、テクノロジーのエコシステムとスタートアップの分野が急速に拡大している。技術革新に対する民間や政府の支援も大きい。
世界経済フォーラムの世界競争力報告2021年版において、カタールはイノベーションの能力で世界第28位にランクされ、同地域の他国を上回っている。カタールはまた、人工知能、ブロックチェーン、サイバーセキュリティなどの新興のテクノロジーに絞り、技術インフラに多額の投資を行っている。