
国際連合、アメリカ合衆国
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は火曜、シリアの反政府勢力が支配するイドリブ州におけるトルコとシリアの間の戦闘を終結させるよう求めた。
グテーレス事務総長は記者団に対し、反体制の強い北西地域でトルコ軍とシリア軍が現在「互いに爆撃」し合っており、これは「非常に憂慮すべき」紛争激化の状況であると述べた。
「敵対行為の停止を強く訴えます」と、事務総長は語った。
「私たちは、シリアの紛争に軍事的解決策があるとは信じていません。私たちは何度も解決策は政治的なものだと言ってきました」と事務総長は付け加えた。
2016年にトルコがシリアに軍隊を派遣して以来、トルコとシリアの軍隊の間で最も致命的な衝突が月曜に起きた。
トルコによると、イドリブにあるトルコ軍の拠点に対する砲撃があり、トルコ軍兵士5人と民間人3人が死亡した。
英国に拠点を置くシリア人権監視団によると、トルコからの報復攻撃で少なくともシリア政府軍13人が死亡した。
この事件により、シリア紛争の主要な2カ国の外国仲介者であるロシアとトルコの間の不安定な協調関係がさらに試されることになった。
ロシアの支援を受けたシリア政府軍と民兵は、ここ数週間で最後の反政府勢力の飛び領土にあった数十の村を奪還し、避難民をさらにトルコ国境近くに追いやった。
トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領は、火曜、トルコはシリア軍がこれ以上勢力を拡大することを認めないと述べた。
AFP