
東京:米国のアントニー・ブリンケン国務長官は18日、スーダンで前日に自国の車列が銃撃を受けたと明らかにし、同国の準軍事組織である即応支援部隊(RSF)とつながりのある戦闘員の仕業と思われると述べた。そして、「無謀」で「無責任」な出来事だと語った。
国務長官は関係者に直接の申し入れを行った。RSFを率いるモハメド・ハムダン・ダガロ将軍(通称「へメドゥティ」)と国軍のトップであるアブドゥルファッターフ・ブルハン将軍に個別に電話し、米国外交官が危険に晒される状況は絶対に認めないと伝えた。
「私たちは全体的な治安に大きな懸念を有している」。G7外相会議が開かれている日本において、国務長官は記者会見でそう述べた。
スーダンの戦闘では少なくとも185人が死亡、1800人以上が負傷している。空爆や砲撃もあり、両陣営とも優勢を主張している。
米国をはじめとする国々が幾度となく戦闘の中止を求める一方で、エジプトとアラブ首長国連邦の仲介で両陣営は停戦に一旦は合意した。しかしながら、衝突は続いている。
ロイター