
ラタキア:アラブ首長国連邦赤新月社はイード・アル=フィトルの祝日初日である21日、シリア北西部のラタキア県の孤児やがんの子どもたち150人を楽しませた。
「勇敢な騎士活動2」の一環として行われた人道的活動がシリア・アラブ赤新月社の協力のもと進められた。シリアと隣国のトルコを2月6日に襲った、破壊的な地震により被害を受けた家族を支援するための、UAEによる救援活動の一環だった、とエミレーツ通信社は報道した。
シリア・アラブ赤新月社の社長モハメド・アル・カービ氏は「今回のイベントは、地震により被害を受けた人たちへの倫理的・心理的支援を提供するという、UAEによる継続的活動の枠組みのもと実施されました」と言った。
ラタキアに拠点を置くアルバシャール慈善協会の会長ギアース・ソフィ氏は、シリアの人々を支援する人道的活動を行うUAEに感謝の意を表した。同協会は「孤児の支援の他にも幅広い人道的活動をしています」とソフィ氏は付け加えた。
同じくラタキアに拠点を置く、がんの子どもを支えるファラー会のハリード・ショーマン氏は以下のように言った。21日に催されたようなお祝いを通じて若いがん患者に幸せをもたらす活動は、どんなものでも、両親にも喜びをもたらし、子どもたちの治療中に倫理的・心理的支援を提供する一連の行為を続ける動機を与えるものになる。
地震により被害を受けたシリア人を支援し、回復・復興の一助となるため、UAE当局は相当な努力を続けており、社会的・心理的支援に加えて、食料品や医療用品を提供している、とのことだ。
この地震によりシリアでは6,000人以上が犠牲となり、その多くはトルコとの国境に近い北西部の反体制派が占めている。