Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • イスラエル軍夜襲 シリアの民間人3人負傷

イスラエル軍夜襲 シリアの民間人3人負傷

ホムス州の写真(AFP)
ホムス州の写真(AFP)
Short Url:
30 Apr 2023 03:04:10 GMT9
30 Apr 2023 03:04:10 GMT9
  • イスラエルは、シリア領で数百回の空爆を行ってきた。標的はイランが支援する勢力や、レバノンのヒズボラ戦闘員、シリア軍の陣地だ

ダマスカス:イスラエル国営メディアは土曜日、イスラエルの空爆でシリアのホムス市近郊の市民3人が負傷したと伝えた。標的は武装組織ヒズボラの弾薬庫であったという。

10年以上続いているシリア内戦の中で、イスラエルはシリア領に対し数百回にも渡る空爆を行ってきた。主な標的はイランの支援を受けた勢力や、レバノンのヒズボラ戦闘員、シリア軍の拠点だった。

イスラエルはシリアへの空爆に関してほとんどコメントしないものの、宿敵イランが紛争に乗じて勢力を拡大することは許さない、と繰り返し表明している。

シリア国営通信SANAは、「午前0時50分頃、イスラエル軍はレバノン北部の方角から、ホムス市近郊のいくつかの陣地を標的に、多数のミサイルを使った空爆を行った」と報じた。

「市民3人が負傷し、民間のガソリンスタンドが炎上し、多数の燃料タンクとトラックが燃やされた」とし、シリアの防空施設がミサイルの一部を迎撃したと付け加えた。イスラエル軍はAFPの取材に対しコメントしなかった。

英国に拠点を置く監視団体「シリア人権監視団」は、イスラエルはホムス州郊外のダバア軍事空港にあるでヒズボラの弾薬庫を破壊したと報じた。死傷者の報告はないが、「弾薬庫の弾薬が爆発し、大きな爆発音がして、現場は火災が起きていた」という。

シリア人権監視団の発表によると、イスラエルは4月2日にもダバア空港周辺のヒズボラ倉庫を標的として同様の攻撃を行い、親イラン派の戦闘員2人を殺害し、兵士5人を負傷させている。

同日、イスラエルのヨアヴ・ガラント国防相は、イラン人がシリアとレバノンに居座ろうとしているという主張を繰り返した。

「我々はイラン人とヒズボラが我々に危害を加えることを許さない。過去にも許さなかったし、現在も、そして将来も、いつであっても許すことはない。必要であれば、シリアからヒズボラを追い出し、イランに追いやるつもりだ」と、同国防相は占領下のヨルダン川西岸に配備されたイスラエル兵に語った。

シリア人権監視団によればイスラエル軍は月曜日に、以前も砲撃したシリア南部のイスラエル占領地ゴラン高原に近い親イラン派の陣地を再び砲撃している。

AFP

最新
特に人気
オススメ

return to top