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サウジアラビア国民、現地駐在員の60%以上が「ワクチン接種に関心」

サウジアラビアはこれまでに1057万件以上のPCR検査を実施しており、過去24時間で42,448件実施された。(AP通信)
サウジアラビアはこれまでに1057万件以上のPCR検査を実施しており、過去24時間で42,448件実施された。(AP通信)
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19 Dec 2020 02:12:43 GMT9
19 Dec 2020 02:12:43 GMT9
  • 金曜夜の時点で30万人以上がワクチン接種に登録
  • 政府は地域社会の意識の高さに頼っており、その意識の高さは新型コロナウィルス感染拡大の初期段階からウィルス対策における重要な役割を果たしてきた。サウジアラビア国民と駐在員らは非常に良く取り組み、このような意識の高さがワクチン接種後も続くことを望んでいる

アラブニュース

ジェッダ:保健当局は金曜、サウジアラビア国民と現地駐在員の60%以上が、ファイザーとBioNTechの新型コロナワクチン接種に興味を示していると発表した。

予防衛生担当副大臣のアブドラ・アシリ博士がアル=アラビーヤのインタビューに対し「サウジアラビア国民と現地駐在員の60%以上がCOVID-19に対するワクチンの接種を希望し、ワクチン接種が、新型コロナウィルス感染拡大に終止符を打つ理想的な解決策であると考えていることが、調査によりわかった。」と述べた。「私たちは地域社会の意識の高さに頼っており、それは感染拡大の初期段階からウィルス対策において重要な役割を果たしている。そして、ワクチン接種後もこの高い意識が続くことを期待している。」

保健当局によると、金曜夜の時点で30万人以上がワクチン接種に登録している。

「世論調査では60~70%の人が感染拡大に疲れ果て、ワクチンの接種を希望し、その結果、安全で効果的なワクチンに興味を持ち、ワクチン接種が理想的な解決策であることが示されている」

同氏によると、現在550の診療所、600以上の病床、100人以上の医療従事者が勤務する、リヤドの予防接種センター、一ヶ所を通じてワクチン投与が行われるという。

ワクチンに対して抵抗感があるのは当たり前だと、保健大臣のタウフィーク・アルラバイア博士は言う。「歴史的に見ても人々はワクチンに対して抵抗感を抱いてきた。例えば、天然痘ワクチンが記憶にあるが、初期の頃には抵抗があり、牛の遺伝子が含まれているなどの様々な噂もあった。しかし、今ではありがたいことに、ワクチンのおかげで天然痘は根絶され、ワクチンによって人類は救われた。」

同省は他の市や県にも予防接種センターを設置し、1日数万回の予防接種が行えるよう計画している。

サウジアラビアは金曜日、新型コロナウィルス関連で新たに10人の死亡を報告し、死者数は6101人となった。

新たに報告された感染者は174人で、感染者数は360,573人に増加。現在治療中の患者は3,016人で、うち436人が重体となっている。

同省によると、リヤドで47人、メッカで36人、マディーナで28人の新たな感染者が報告された。

また、新たに208人が回復し、回復した人の総数は351,573人となった。

サウジアラビアはこれまで、1,057万件以上のPCR検査を実施、過去24時間では42,448件実施されている。

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