
アンマン:ヨルダン・米国合同委員会の第9回会合がワシントンDC で開催され、貿易、農業、食料安全保障、労働分野での協力を協議したとヨルダン通信が7日に報じた。
ヨルダン産業貿易供給省のダナ・ゾウビ事務総長は7日、ヨルダンと米国の経済関係は「歴史的かつ戦略的」であり、相互利益に基づいていると述べた。
また、ゾウビ氏は、ヨルダンはワシントンとの商業・経済的なつながりを強化するとともに、外国の付加価値の高い投資を国民経済に呼び込むことを熱望しており、それがヨルダンの発展とヨルダン人の雇用機会の創出につながるだろうと述べた。
米国通商代表部のジェイミーホワイト副代表は、すでに「根強い」両国の関係をさらに向上させていきたいと述べた。
ホワイト氏は、小委員会の会合は貿易交流の流れに対する重要な問題や障壁を特定するのに役立つと述べ、委員会の第10回会合を来年アンマンで開催することへの米国の関心を強く示した。
委員会では、商品とサービスの貿易交流を向上させる方法、米国に販売するヨルダン商品の多様化の必要性、輸出における課題を克服する戦略が議論された。
ヨルダン代表団は、アメリカの投資家に、同国の新しい投資法を活用するよう要請した。
会議の結果、共同小委員会が結成された。この小委員会は、相互の貿易を促進するために環境法を改正し、自由貿易協定(FTA)第5条の実施における両国の生態系保護のレベルも高めることになる。
公的な統計によると、2022年のヨルダンの対米輸出額は23.8億ドルで、国全体の輸出額の25%以上を占め、輸入額は14.9億ドルであった。
ヨルダンの1月の対米輸出額は1億6640万ドル、対米輸入額は2億1240万ドルだった。