
テヘラン:イランの国境警備隊6人が、緊張の続く同国南東部スィスターン・バルーチェスターン州で武装集団と衝突し死亡したと、地元メディアが報じた。
司法当局のウェブサイト「ミザンオンライン」は、地元検察官メフディ・シャムサバディ氏の発言を引用し、国境警備隊はイランとパキスタンの国境近くのサラーヴァーンで殺害されたと伝えた。
貧困にあえぐスィスターン・バルーチェスターン州は、アフガニスタンとも国境を接しており、麻薬密輸組織や少数民族バルーチ族の反政府勢力、イスラム教スンニ派の過激派グループとの衝突が絶えない。
21日の攻撃は、「国内に侵入しようとしていたテロリスト集団」によるものだったが、「衝突後に国境を越えて逃亡した」とファルス通信は報じた。
この攻撃は、ここ数か月における同州で最も死者数が多いものの一つとなった。
3月11日には、同地域で「犯罪者」と衝突した警官2人が射殺されたと国営通信IRNAが当時報じている。
AFP