
ジェッダ:イスラム協力機構(OIC)の事務局長は24日、占領下にあるエルサレムでのイスラエルによる侵害行為は、パレスチナ人に対する犯罪行為の急増と重なっていると述べた。
最近発生した複数のアル・アクサモスク襲撃についての話し合いを行うためにジェッダで開かれたOIC執行委員会の臨時会合でヒセイン・ブラヒム・タハ事務局長は、イスラエルが常に法を超越した国家として振る舞い、パレスチナの人々、国土、聖地に対する犯罪行為を行っているのは「信じられない」ことだと述べた。
タハ氏は、死者36人を出した最近のイスラエル軍によるガザ地区への武力攻撃を例に挙げた。
さらにタハ氏は、世界の平和と安全保障を脅かしているイスラエルによる侵害行為を終わらせるにあたっての、国際社会の責任を強調した。
OICは、エルサレムにおけるイスラムおよびキリスト教徒にとっての聖地でのイスラエルの過激化、とりわけ過激派入植者およびイスラエル高官によるアル・アクサモスク襲撃、アル・アクサ地下トンネルでの政府会合開催、エルサレム地域におけるいわゆる国旗を用いた行進の組織化といった動きを監視してきたとタハ氏は述べた。
さらにタハ氏は、これらの攻撃は世界中のイスラム教徒たちの感情を害していると付け加えた。
タハ氏は、エルサレムは1967年に占領されたパレスチナの欠かせない領土の一部であると共にパレスチナの首都であり、同市をユダヤ化しようとするイスラエルのすべての法令は無効であるとみなされると述べた。