
ドバイ:イランで少年が警察によって射殺された。彼の父親が南西部フーゼスタン州で自動車を盗んで彼と共に走り去った後のことだった。同国当局が発表した。
シューシュタル郡警察のルホラ・ビグデリ長官がイラン警察の公式ウェブサイトを通して明らかにしたところによると、警官らは「盗まれた車を銃撃で」止めようとしたが、少年が銃撃に巻き込まれ、その場で死亡したという。
警察は、銃撃を開始する前にこの男に対し何度か警告を発したとしたうえで、男には車窃盗や麻薬密輸を含む犯罪歴があると述べた。
イランのニュースウェブサイト「ジャマラン」によると、死亡した少年はモルテザ・デルフ・ザレガニ君(9)。同サイトの取材に応じた父親は、警察は銃撃の前に警告を発しなかったと非難した。
モルテザ君の写真はソーシャルメディアで共有され、人々はその死に対し悲しみを表明した。
昨年11月には、キアン・ピルファラク君(9)が銃撃に巻き込まれ死亡している。彼の母親は治安部隊が銃撃を行ったと非難した。
キアン君は南西部フーゼスタン州の都市イゼで両親と共に通りを通行していた際に射殺された。当時、マフサ・アミニさん(22)がイランの道徳警察によって逮捕された後に死亡した事件をきっかけに全国的にデモが行われており、彼が射殺された現場もデモ隊で溢れていた。
AP