
アンカラ:トルコ軍は、週末に国境のトルコ側の警察署が攻撃された後の報復攻撃で、地上砲とドローンを使用して、シリア北部のクルド人武装勢力53人を「無力化」したと、国防省が水曜日に発表した。
国防省は通常、死傷させたことを表すのに「無力化」という用語を使用する。今回の攻撃は、マンビジュとテルリファット地域にある武装勢力の隠れ家を狙った。
トルコはこれまでにも、クルド人武装組織YPG(クルド人民防衛隊)を、トルコ、米国、欧州連合がテロ集団として指定している非合法のクルド労働者党(PKK)の一派とみなし、シリアで軍事侵攻を開始したことがある。
米国は、YPGが率いるシリア民主軍(SDF)と同盟を結び、シリアのダーイシュと戦っており、トルコとの間に深い溝を生じさせている。
PKKは1984年にトルコ国家に対して反乱を起こし、トルコの主要なクルド人居住地である南東部を中心に活動した。この紛争で4万人以上が死亡している。
ロイター