
カイロ:民間防衛部隊は26日、エジプト北部で倒壊した13階建てビルの瓦礫の下に閉じ込められた犠牲者を捜索した。
エジプト検察庁は、アレキサンドリアのシディ·ビシュル地区で発生した事故の捜査を命じた。
少なくとも4人が負傷し近くの病院に搬送された。
アレキサンドリア知事のモハメド·アル·シャリフ少将は、ハリル·ハマダ通り沿いの建物から垂直方向の亀裂が確認されていたと述べた。
目撃者によると、事故当時、建物の下にあった多数の車がこの事故で大破したという。
多くの住民が見つめる中、建物は倒壊した。 建物の下のスーパーマーケットにも住民がいた。
倒壊により瓦礫の中で火災が発生し民間防衛部隊が直ちに駆けつけ、消火作業にあたった。
瓦礫の下に閉じ込められた犠牲者の数は明らかになっていないが、当局は現場の周囲に警戒線を敷いた。
近隣の建物ではガス、電気、その他のサービスの供給が停止された。
同知事は、この建物は夏季の間賃貸アパートとして使用されていたと述べた。
エジプトのハーリド·アブドゥルガッファール保健·人口相は、事故の負傷者を受け入れるためにアレキサンドリアの病院の準備態勢を強化するよう命じた。
同省は、事故現場に救急車12台を派遣したと付け加えた。
地中海を見渡す沿岸都市アレキサンドリアには、何百万人ものエジプト人、アラブ人、外国人観光客が訪れる。
今月初め、アレキサンドリア東部の古い建物の2つのバルコニーが倒壊し、通行人3人が負傷した。
2022年6月、エジプトの首都カイロで5階建てのビルが倒壊し、他の2棟も半壊した。
アレキサンドリアの多くの地域が老朽化した建物で荒廃していると報告されている。 そのような建物は 7,000 棟以上あると言われている。