


メネクセ・トキャイ、アンカラ
シリア北西部では12月1日以来、女性と子供が圧倒的多数を占める800,000人以上のシリア人が自分の家を捨て、ロシア主導によるシリア軍の執拗な軍事行動から逃げてきたと、国連の上級広報担当者が木曜に述べた。
救助団体の国際救助委員会トップが、敵対する抵抗勢力をめぐる戦闘は地域の平和にとって「今そこにある脅威」であると警告した。
デビッド・ミリバンドは、バッシャール・アサド大統領のイドリブに対する攻撃が「シリアにおけるガザ」を作っていると述べた。そこでは数百万人の人々がひしめき、暴力に苦しんでいる。
それとは別にシリアの国会は、1915~1917年に最大150万人のアルメニア人が殺された事件を集団虐殺と認めた。これは、シリア北西部で死者を出す衝突があった後、トルコとの間の緊張が高まっている状況を受けての動きだった。
[caption id="attachment_9519" align="alignnone" width="800"]この動きは、アンカラとダマスカスの軍隊の間で起こったシリアでの死者を出す衝突をめぐり、数週間にわたって両国間の緊張状態が続いた後に起こった。
米国ジャーマン・マーシャル財団のアンカラ事務所長オズグル・ウンルヒサルシクリは、エルドアンが交戦基準の変化による状況の深刻化に反応したと述べた。
「アサドは紛争が始まって以来、国家主体に対して戦闘を行ったことはない。トルコはシリアでの軍事展開によって、アサドよりも明らかに優位な部隊を作り上げている」と、ウンルヒサルシクリはアラブニュースに語った。
「エルドアンは米国からの強力な支援のおかげでロシア要因に対処することができると感じている。トルコはイドリブで孤立していないだけでなく、この地域における大胆な政策を通して全体的な孤立状態を緩和する可能性もある」と、ウンルヒサルシクリは述べた。