日本は、レバノン、アレイにあるアル・ナドワ文化・社会クラブ(Al Nadwah Cultural and Social Club)の診療所に高度医療機器を提供した。
この支援は、「草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)」を通じて行われた。
これにより、同地域の2000人以上の社会的弱者が、包括的で質の高い医療サービスを手ごろな費用で利用することが可能になる。
馬越大使は、アル・ナドワ文化・社会クラブ講堂で行われたプロジェクトの引渡式には、公衆衛生相代理のナジ・アムロ博士、クマティエのナディーム・ハマデ市長、アル・ナドワ文化・社会クラブのアダム・シュウマン運営委員長、アル・ナドワ診療所のフセイン・ジャアファル所長たちの立会いのもと、プロジェクトの引き渡し式典に出席した。
式典は日本とレバノンの国歌斉唱で幕を開け、馬越大使、シュウマン運営委員長、ジャアファル所長、ハマデ市長、アムロ博士から祝辞が述べられ、診療所の見学が行われた。
馬越大使はそのスピーチの中で、日本が常にレバノンの保健部門の復興に重要性を置いてきたこと、そしてこの取り組みが、同地域で高まるプライマリ・ヘルスケアのニーズを満たすために必要な保健インフラを診療所に提供することの重要性を強調した。
シュウマン運営委員長は、アル・ナドワによるクマティエへの継続的な貢献を紹介し、ジャアファル所長は、特に危機が深刻化する中での日本の寛大な支援に感謝を示した。
ハマデ市長は、アル・ナドワがこの地域で果たしてきた極めて重要な役割と、クマティエの最も弱い立場にある人々を支援するこのプロジェクトの重要性を強調した。
最後に、アムロ博士は、危機的状況にある保健部門に対する日本の継続的な支援に心からの感謝の意を表した。