
チュニス:アラビア語ニュースメディア「Ennahar TV」はアルジェリアのアブデルマジド・テブン大統領の発言を引用し、同国はBRICSグループへの加盟を申請し、15億ドルのBRICS銀行の株主となる要請書を提出したと伝えた。
また、テブン大統領は中国訪問の最後に、アルジェリアは新たな経済機会を開くためにBRICSへの加盟を求めたと述べたと付け加えた。
北アフリカに位置する同国は石油とガス資源に恵まれ、経済の多様化、そして中国などの国々とのパートナーシップの強化を目指している。
BRICSは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成される。同グループは、世界人口の40%以上、世界経済の約26%を占めている。
「我々は正式にBRICSグループへの加盟を申請し、銀行の株主メンバーになることを求める書簡を送った。アルジェリアの、BRICS銀行への最初の出資額は15億ドルになるだろう」とEnnahar TVはテブン大統領の言葉を引用した。
南アフリカ共和国の対BRICS関係担当外交官は今週、40カ国以上がBRICSへの加盟に関心を示していると述べた。
アルゼンチン、イラン、UAE、キューバ、コンゴ民主共和国、コモロ、ガボン、カザフスタンなどの国々が加盟に関心を示している。
中国はアルジェリアに、製造業、新技術、知識経済、輸送、農業などの分野で360億ドルを投資すると、地元メディアは今週、テブン大統領の発言を引用して伝えた。
ロイター