
ラバト:ドミニカ共和国が西サハラへのモロッコの主権を承認したと、29日にモロッコの首都ラバトの外務省が発表した。北アフリカの国家であるモロッコの主張を支持する国は緩やかに数を増している。
モロッコは西サハラを自らの領土と見なしているが、アルジェリアが支援するポリサリオ戦線は西サハラでの独立国家樹立を望んでいる。この紛争はモロッコと近隣諸国、とりわけアルジェリアとの関係を悪化させてきた。
ドミニカ共和国はロベルト・アルバレス外務大臣による手紙で立場を表明したと、モロッコの外務大臣は声明で述べた。
ドミニカ共和国の立場は昨年西サハラに領事館を開いた東カリブ諸国機構と一致している。
西サハラ統治の支持を得ることはモロッコ外交の最終的な目標だ。
他にもアラブやアフリカを中心とする28か国が、モロッコ政府支持の明白な証として同地に領事館を開いている。
今月初め、モロッコはイスラエルから同地の主権の主張について承認を得た。これは2020年の米国の同様の動きに続くものだ。アルジェリアはイスラエルの措置を強く批判している。
ロイター