ワドメダニ、スーダン:スーダン北部で豪雨により450軒以上が損壊したと、国営メディアが7日に伝え、雨季が紛争で荒廃する同国の苦境に追い打ちをかけるだろうという援助団体による懸念の声の妥当性が明らかになった。
気象パターンの変化により、スーダンの北部州は激しい雨に見舞われ、少なくとも464軒の住宅が損傷したと、国営通信社「SUNA」が伝えた。同社は、エジプトおよびリビアと国境を接するこの広大な地域について、「かつてはめったに雨が降らなかった砂漠地帯だが、この5年間には破滅的な降雨に見舞われている」とした。
軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の間での、インフラを破壊し、数百万人を飢餓に追いやる激しい紛争の開始から4か月が経とうとする中で、今回の惨事が発生した。
医師や各援助団体は、6月に始まったスーダンの雨季がさらに数百万人に災いをもたらし、全国で栄養失調のリスク、病原媒介生物による疾患、避難民を増加させる可能性があると、数か月にわたって警告してきた。
世界保健機関(WHO)によると、救援団が訪れることがほぼ不可能になっている国内の各地域で、コレラと麻疹の流行が既に報告されている。
WHOによると、スーダンの病院の80パーセント以上はもはや機能を停止しており、残っている数少ない医療施設は頻繁に銃火を浴び、医療の提供に苦労している。
4月15日に首都ハルツームで勃発したこの戦闘により、300万人以上が国内避難民となっており、多くの人々が緊急に援助を必要としていると、国際移住機関(IOM)は述べている。
この他に100万人近くが安全を求めて国外に避難しているという。
各援助団体は、大いに必要とされている支援を届ける妨げとなっている、安全上の課題、官僚的な障害、狙い撃ち攻撃について繰り返し不満を述べている。
7日に再び、ハルツームの人口密集地域がロケット弾と激しい砲火による攻撃を受けたと、目撃者らが語った。
武力紛争発生地・事件データプロジェクト(ACLED)の控えめな見積もりによると、軍最高司令官のアブドゥルファッターフ・ブルハン・アブドゥルラフマン・ブルハン氏と、同氏の元副官でRSFの指揮官であるモハメド・ハムダン・ダガロ氏の間での戦闘により、3,900人以上が死亡している。
AFP