
イラン、テヘラン:イラン当局は水曜日、新型コロナウイルスの2人の感染事例を確認した。同国では初となる。半国営通信社ISNAが報じた。
同報道はウイルスに感染した2人の国籍については、詳しく報じていない。ISNAは同国保険省の当局者キヤノウシュ・ジャハンプールの言葉を次のように引用した。「2日前から、新型コロナウイルスの感染が疑われるケースが見つかっている」。
ジャハンプールは、最近COVID-19と名付けられた、病気を引き起こすウイルスへの感染が疑われる人が何人いるのかについては言及しなかった。感染が確認された2人のケースは、中部ゴム州で検出されたと、彼は語った。
この新型ウイルスは12月に中国で発生した。以降、7万人いじょうが世界で感染しており、2,000人以上が死亡、そのほとんどが中国で亡くなっている。
この新型ウイルスは、コロナウイルスとして知られている科に属しており、悪くても風邪程度の症状に留まるものもある。このウイルスは咳や熱などを含む、風邪や、インフルエンザのような症状を引き起こし、より深刻なケースでは、息切れを引き起こす。肺炎にまで悪化する場合もあり、これは致命的なものになり得る。
中国で初めて検出されたこのウイルスは、食用として中国の市場で販売されている野生動物の一種から発生したと考えられている。イランはウイルスが拡大する可能性を制限するため、空港で到着便に対する安全対策を実施している。
AP通信