
ドバイ:イランとイラクは、イラクのクルド人地域にいる「武装したテロリストグループ」を武装解除させ、来月、新たな場所に移転させるという合意に達したことを、イラン外務省が28日に発表した。
「イランとイラクとの間で成立した合意において、イラクは領土内の武装した独立主義派とテロリストグループの武装解除、基地閉鎖、他の場所への移転を9月19日までに行う」ことをナセル・カナニ外務報道官は毎週のブリーフィングで述べた。
カナニ報道官は過激派の移転先について具体的に明かさなかった。イラクからのコメントはすぐには得られなかった。
イラン・イスラム共和国は自国に対する攻撃に関与したテロリストグループをかくまっていることについて、イラクのクルド人自治権を長らく非難しており、革命防衛隊はグループの基地を繰り返し目標としている。
地元当局によると、昨年9月、イランの革命防衛隊は、イラクのクルド人地域にある過激派の目標に向けてミサイルやドローンを発射し、13人が死亡したという。
イラク外務省は攻撃を非難していた。イランの精鋭部隊と治安部隊が言うテロリストを、両部隊は引き続き目標とし続けると述べていた。(ドバイ・ニュース室による報道、編集:ニック・マクフィー)
ロイター