
エルサレム:イスラエル軍参謀総長は、爆発物密輸の企てと見られる事案を受けて、4日にガザからの全輸入の停止を命じたと、軍と国防省が声明で発表した。
この声明によると、イスラエルとパレスチナの飛び地であるガザの間の検問所を管理する国防省の役人らは、ケレムシャローム検問所で「3台のトラックが運ぶ衣類の配送物の中に隠された高品質な爆発物数キログラムを発見した」という。
軍参謀総長のヘルジ・ハレヴィ氏は、ヨアフ・ギャラント国防大臣の承認を得て、「ガザからイスラエルへの商用配送」の停止を命じ、「検問所におけるセキュリティの調整を行えるようにした」
「配送は後の状況評価に従って再開される」という。
この声明は、イスラエルは「テロ組織が民間施設や人道施設をテロの目的のために利用することを許さない」としている。
ガザ地区は、イスラム主義組織ハマスが2007年に同地を掌握して以来、イスラエルによる破滅的な封鎖下に置かれている。
ケレムシャローム検問所は、ガザとイスラエルの間の唯一の物資の入り口だ。
4日の動きは、占領下のヨルダン川西岸地区で緊張が高まる最中でのこと。
イスラエル・パレスチナ間の紛争による暴力は激しさを増しており、今年に入ってから今までに少なくとも225名のパレスチナ人が死亡した。
双方の公式情報に基づくAFP通信の集計によると、少なくともイスラエル人32名、ウクライナ人1名、イタリア人1名も死亡した。
パレスチナ側では戦闘員と民間人、イスラエル側ではアラブ系少数民族の3名が、死者数に含まれている。
AFP