
ロンドン:アラブ連盟と国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の事務局長は9月5日、パレスチナ難民の窮状を中心に協議を行った。
アラブ連盟のアフメド・アブル・ゲイト事務総長は、アラブ連盟本部でUNRWAのフィリップ・ラザリーニ事務総長と会談し、同機関が直面する財政的課題についても話し合った。
アブル・ゲイト事務総長は、UNRWAのミッションに対する支持を表明し、援助国に対し、UNRWAへの資金拠出を削減しないよう求めた。
エジプトのサーメハ・シュクリー外相も、ザリーニ事務総長のカイロ訪問中に同氏と会談した。両者は、地域各国のパレスチナ難民を支援するUNRWAの活動について話し合った。
今回の会談は、国連が9月5日、世界14カ国で資金不足に陥っている人道支援活動を支援するため、緊急人道支援基金から1億2500万ドルを拠出すると発表したことを受けて行われた。国連は、世界各地で支援需要が急増していると述べている。
国連中央緊急対応基金(CERF)は、パレスチナ自治区にも600万ドルを提供すると発表した。
パレスチナ保健当局によると、この会議は、イスラエル軍が9月5日にヨルダン川西岸地区で軍の襲撃中に、パレスチナ人武装勢力メンバーを殺害したことを受けて開催された。占領地の別の場所では、武装した10代のパレスチナ人がイスラエル兵に発砲、1人を負傷させた後、射殺された。
AP