Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter

リビアのアブデル・アティ・アル・オベイディ元首相が死去、84歳

2010年7月15日にロンドンで撮影された写真。当時、欧州担当相だったアブデル・アティ・アル・オベイディ氏がアリスター・バート外務・英連邦相(当時)と会談している。(提供:英国外務・英連邦省)
2010年7月15日にロンドンで撮影された写真。当時、欧州担当相だったアブデル・アティ・アル・オベイディ氏がアリスター・バート外務・英連邦相(当時)と会談している。(提供:英国外務・英連邦省)
Short Url:
17 Sep 2023 08:09:20 GMT9
17 Sep 2023 08:09:20 GMT9
  • リビアの核兵器開発を非難し、放棄するという歴史的な決定を下した際の主要な交渉者の1人

アラブニュース

リビアの元首相であり、同国の政治史における傑物の1人であるアブデル・アティ・ビン・イブラヒム・アル・オベイディ氏が16日、死去した。84歳だった。アル・オベイディ氏の親族が声明で事実を認めた。

アル・オベイディ氏の政治人生は数十年に及び、その中でリビアの外交史において極めて重要な役割も果たした。ムアンマル・カダフィ政権に仕え、リビア政府内でさまざまな高官の地位に就いた。

アル・オベイディ氏は1977年から1979年まで首相を務め、その後1979年から1981年まで全国人民委員会の書記長を務めた。同氏の最も重要な貢献の1つは、リビアが核兵器開発を非難し、放棄するという歴史的な決定に、主要な交渉者の1人として関与したことである。

カダフィ政権支持派と反カダフィ派の間で2011年に起きたリビア内戦で、アル・オベイディ氏はムーサ・クーサ外相(当時)の離反を受けて、新外相に任命された。クーサ氏の離反からわずか1週間後の2011年4月3日、アル・オベイディ氏はギリシャに飛び、ギリシャのディミトリオス・ドルーサス外相(当時)に和平案を提示した。

2011年8月31日、アル・オベイディ氏はトリポリ西部で反政府軍に拘束された。その後、2013年6月の訴訟で、同氏は管理不行き届きの容疑に対して無罪判決を受けた。

topics
特に人気
オススメ

return to top