アミン・アバス・ドバイ (Amin Abbas Dubai)

緒賀岳志は、ファイナルファンタジーIX Wing of the Goddess、ファイナルファンタジーXIV、グラビティラッシュ 1 & 2 のような多くのビデオゲームに、イラストレーター / コンセプトアーティストとして携わった、日本人ビデオゲーム フリーランス アーティストだ。

アラブニュース ジャパンへの独占インタビューで、緒賀は自身のビデオゲームに対する想いを語り、こう話した。「始まりは、幼稚園の時の任天堂ゲーム ウォッチです。これまでたくさんのビデオゲームで遊んできました。同時に、漫画、小説、映画、そして音楽のような様々なジャンルの娯楽も楽しんでいました。」

「当初、イラストができる仕事で働きたいと強く思っていたので、人材派遣会社に自分のイラストを持って行き、映画かビデオゲームの仕事がしたいと考えていました。しかし、エンターテインメント業界で、イラストができる限りどんな仕事でも良いと感じていました」、と彼は話した。

ひとたびゲーム業界で働き始めると、ビデオゲームがもっと好きになった、と緒賀は加えた。「私の好きなゲームは、ベセスダ ゲーム スタジオ (Bethesda Game Studios) のフォールアウト (Fallout) とジ・エルダー・スクロールズ (the Elder Scrolls) シリーズです。そして、つい最近はバルダーズ・ゲート (the Baldur’s Gate) シリーズです。オープンワールド RPG が好きなんです。」

木版画家として働き始めたのだけれど、その後辞めたこと、なぜなら映画やゲームのデジタルデザインをするコンセプトアーティストという分野に惹かれたから、と彼はアラブニュース ジャパンに話した。

コンセプトアート分野での彼の初プロジェクトについて、緒賀は次のように話した。「この分野における私の初仕事は、株式会社光栄 ( 現在はコーエーテクモゲームズ ( Koei Tecmo Games ) として知られる ) とでした。大航海時代 Online (Uncharted Waters Online) という名前のゲーム向けに、有名な歴史的廃墟や建造物のデザイン設定資料を描きました。自分の職業人としての最初の段階で、このような難しい仕事ができたことは、私にとって大きな学習体験となりました。」

この日本人イラストレーターは、グラビティラッシュ シリーズ ( 日本ではグラビティデイズ (Gravity Daze)) のメイン コンセプトアーティストとして知られる。彼は、このビデオゲーム シリーズのイラストとコンセプトアートの仕事を説明し、こう話した。「グラビティラッシュ シリーズは、アクションアドベンチャーゲームです。主人公には重力を操る力あるのです。外山圭一郎ディレクターの作品で、彼はまた『サイレントヒル (Silent Hill)』と『サイレン (Siren)』のディレクターでもあります。私は、背景コンセプトアート、敵コンセプトアート、漫画のデモ場面、そしてシリーズ第一作および第二作のパッケージのイラストを担当しました。」

「もともと、メビウス (Moebius) のようなバンド・デシネ (bande dessinée) のアート様式の影響のもとにゲームは始まりました。その後、様々な他の要因が加わって、結果としてかなり個性的な世界を創り上げることができたと私は思っています。8 年にわたって、私はこのタイトル向けの何百もの絵柄を描いてきました。これは、私が最も深く関わり、たくさんの絵を描いたタイトルです」、と彼は加えた。

緒賀は、今後のプロジェクトとして、メタルマックス (Metal Max) シリーズの次作に引き続き取り組むつもりだ、と話した。