
アラブニュース
ドバイ:サウジのIT農業スタートアップ「レッドシー・ファームズ」は投資家の強い関心を引き、直近の投資ラウンドで当初の目標額を超える1600万ドルを調達した。
アグテック(IT農業)を展開する同スタートアップは塩水と日光を主に用いる農産物生産を可能にするもので、調達資金を地域内外への事業拡大に充てる。
「レッドシー・ファームズは現在の投資ラウンドにおいて目標額を大幅に上回ったことをご報告できることを嬉しく思います」と、CEOのライアン・レファーズ氏は声明で述べた。
サウジアラビア、アラブ首長国連邦、米国の投資家数社がプレシリーズA投資ラウンドに参加した。
「投資家の皆様およびレッドシー・ファームズチームとともに密に取り組み、サウジアラビア、中東、北米における当社の技術展開を加速させることを楽しみにしています」と、レファーズ氏は続けた。
レッドシー・ファームズは調達資金を「成長のための条件が厳しい」米国における機会の模索にも用いるとしている。
最初の1千万ドルはサウジアラムコのWa’ed、未来投資イニシアチブ、アブドラ王立科学技術大学、UAEに拠点を置くグローバル・ベンチャーズから投入された。
投資ラウンドに参加した米国企業にはアパラチア山脈で屋内農園を開発するIT企業AppHarvest等があった。
レッドシー・ファームズは、2022年に予定される次回の資金調達についてもすでに数社が参加意向を表明していると述べた。