日本とサウジアラビアの二国間関係は、あらゆる政治的・経済的混乱にもかかわらず、常に強力で友好的な関係の手本となってきた。これは間違いなく、共通の運命に対する信念と、根強い友情が私たちを結びつけているためである。
この信念を強く印象づけた歴史的人物の一人が、今日、私たち皆にとって痛恨の出来事で亡くなった日本の元首相、安倍晋三氏である。安倍元総理は、日本とサウジアラビアの間で多くの経済、商業、投資、文化面でのパートナーシップの締結を成し遂げた真の友人であり、また、サウジ・日本ビジョン2030のパートナーとして、我々の確固たる友情に強い賛意で答えてくれた。
2020年1月に同国を訪問し、二聖モスクの守護者、サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード・サウジアラビア王国国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子に謁見した歴史的訪問を忘れることはできない。その訪問は、友好国2国のパートナーシップを強化し、多くの二国間および国際的な問題に関して共通のビジョンをもたらすものであった。
我々は、祖国と世界中の友人たちに忠実だったこの人物を失った、日本国民の損失の大きさを深く悼む。安倍元総理は、その有名な愛国的な姿勢で、近代日本のイメージの確立に大きく貢献した。
日本国民と安倍元首相のご遺族に、深い哀悼の意を表する。