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アフガニスタンの少女たちの未来に、イスラム協力機構が果たすべき重要な役割

タリバン指導部は3月23日、6年生以上の女子生徒を対象とした学校を閉鎖すると発表した。(ロイター)
タリバン指導部は3月23日、6年生以上の女子生徒を対象とした学校を閉鎖すると発表した。(ロイター)
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28 Apr 2022 10:04:40 GMT9
28 Apr 2022 10:04:40 GMT9

アフガニスタンの女子学生たちは先月、深い悲しみに包まれた。タリバンが同国の支配を回復した昨年8月以来初めて、彼女たちの学校再開を認めるという決定を行ったが、直前でこれを撤回したのだ。3月23日、タリバン指導部は、6年生以上の女子のための学校を追って通知するまで閉鎖すると発表し、アフガニスタン全土における100万人以上の少女を校門から遠ざけた。

一方、タリバンは今でも、若い女性の大学進学は認めている。しかし、それは男女別のクラスであり、厳しい服装規定がある。結局、中高生の少女は家に留まり、それで教育は終わりとなる。一方、すでに大学に通っている女性は、嫌がらせや授業に出ることの難しさはあるが、学業を終えることが可能である。しかし卒業後は、仕事の機会が非常に限られるため、彼女たちもまた、家に閉じこもることになる。

この明らかに非道な決定は、少女たちが有意義な教育を受けられないようにすることを意図している。このことは、少女たちにどんな未来をもたらすのだろうか。そして、タリバンはイスラムの原則を適用していると主張しているが、この決定のどこがイスラム的なのだろうか。イスラム教には、権利の差別はない。知識の追求はすべてのイスラム教徒の義務であり、預言者ムハンマドは男子と女子の教育に区別を設けてはいない。歴史には、ムスリム女性の教育者、革新者、開拓者の名前が多く登場する。

タリバンが当初、女性に対するかつての超保守的な態度に戻らないと約束したとき、アフガニスタンの女性や少女の生活はそれほど過酷なものにならないだろうという希望もあった。しかし、これは経済的にも人道的にも悲惨な状況にある彼らが、国際社会からの評価と支持を得るためのリップサービスに過ぎないことは明らかである。そして彼らはこの近視眼的な決定と、女性を見下した、歪んだ認識によって盲目となり、自ら災いを招いている。

タリバンは、公共の場でのヒジャブ着用や職場での隔離に厳しい規則を課し、女性が男性の付き添いなしに旅行や事務手続き、医療を受けることさえ妨げ、女性を仕事やあらゆる公的役割から退けている。タリバンが女性の権利に対する強硬なアプローチを主張する限り、人道的・経済的支援のためにどうしても必要な何十億ドルもの援助、融資、凍結資産を得ることはできないだろう。

さらに、国連によれば、女性から働く機会を奪った場合、アフガニスタンの国内総生産の5%にあたる10億ドルものコストが直ちに発生する可能性があるという。

タリバンが女子の就学禁止を決めた前日、イスラム協力機構(OIC)がイスラマバードで外相会議を開き、その宣言でこう述べていた。「我々は、女性、子ども、民族的・宗教的・文化的少数派に属する者を含む、すべてのアフガニスタン人の人権を完全に尊重することの重要性を強調する」。その後、OICは、女子を学校に行かせないという決定に対して、失望を表明する声明を出した。しかし、言葉だけでは十分ではない。OICはタリバンとの交渉において、より強い態度を取るようにすべきである。

タリバンと欧米との間には、政治的にも思想的にも、互いに根強い不信感が存在する。欧米や、欧米を拠点とする国際機関から女性の権利やジェンダー問題への言及があったとしても、おそらくタリバンからは拒否されるか、疑惑や軽蔑の目で見られるだろう。したがって、イスラム世界の統括組織としてタリバンに受け入れられやすいOICを通じて、タリバンと国際機関の間に信頼と信用を築くことが必要である。国際機関がアフガニスタンに関与し、プログラムを実施するための努力は、OICが主導すればより実りあるものになるだろう。カブールの支配者を怒らせたり刺激したりするような言葉や言及を避けるべきだ。

先月のイスラマバードでの閣僚会議の傍ら、OIC事務総長とイスラム開発銀行(IDB)総裁は、アフガニスタン人道信託基金を設立する憲章に署名した。これは、2021年12月に同じくイスラマバードで開催されたOIC外相臨時会合で、サウジアラビアの主導により、アフガニスタンの人々のために人道支援を動員することが決定されたことを踏まえた動きである。

銀行が管理するこの基金は、食糧安全保障の強化、地元の雇用機会を創出するための中小企業支援、特に女性を対象とした、質の高い教育へのアクセスの確保、女性と若者のエンパワーメント、農村部の電力網の構築などに合わせて運用される。銀行は、実施するプロジェクトやプログラムの条件として、基金からの資金の一定割合を女子教育や女性の医療・雇用に充てることを保証することができる。また、開発プロジェクトからの直接の受益者として女性を含めることを明記することも可能だ。

事実上のタリバン政府と会談するOIC代表団は、女性――著名な女性や様々な分野、特に宗教の専門家――で構成されるべきだ。これにより、イスラムの原則に従って女性と少女の権利について発言するとともに、イスラムの歴史を通じて女性がコミュニティの発展と繁栄に果たしてきた重要な役割を示すことができる。

国際機関がアフガニスタンに関与し、プログラムを実施するための努力は、OICが主導すればより実りあるものになるだろう。

マハ・アキール

代表団は、女性の市民社会グループや指導者と会うことを主張し、プロジェクトやプログラムを実施する際のパートナーにすべきだろう。また、あらゆる審議に女性を加えるよう主張し、少なくとも彼女たちに相談し、彼女たちの意見が取り入れられ、考慮されるようにすることが必要だ。

OICの各機関、特に国際イスラム法学アカデミー、独立常設人権委員会(IPHRC)、イスラム世界教育科学文化機関、IDBおよび女性開発機構は、それぞれの能力と任務の下で、積極的な役割を果たすことが必要である。カブールのOIC人道支援事務所は、農村部の女性を含む社会のさまざまなセクターと関わり、コミュニケーションをとるよう努めるべきである。それを実現し、提供し、監視し、関与するためには、人的・財政的資源で組織を強化する必要がある。

OICには、アフガニスタンの女性を助けるだけでなく、世界中のイスラム女性に力を与えることによって、イスラムの肯定的なイメージを描きだすという、大きな責任がある。

  • マハ・アキール氏は、ジェッダ在住のサウジアラビア人ライター。ツイッター: @MahaAkeel1
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