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私はサウジアラビアを大変尊敬していますと、東京都知事は言う

大会期間中、私たちは、イスラム諸国からのアスリート、役員、観光客を含め世界中からの訪問者をお迎えします。 (Shutterstock)
大会期間中、私たちは、イスラム諸国からのアスリート、役員、観光客を含め世界中からの訪問者をお迎えします。 (Shutterstock)
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12 Jan 2020 04:01:01 GMT9
12 Jan 2020 04:01:01 GMT9

東京都知事として、新春のお慶びを申し上げます。 2020年の念頭に当たり、私はArab Newsに寄稿できることを非常に嬉しく思います。

私の初めての中東との出会いは、1970年代の5年間のカイロ留学でした。それは忘れることのできない本当に充実した経験でした。

それ以来、ジャーナリスト、国会議員、閣僚、そして東京初の女性知事としてのキャリアを通じ、日本と中東の関係強化に努めてきました。

私はサウジアラビアと、王国が世界で果たしている重要な役割を大変尊敬しています。

日本とサウジアラビアは、「日・サウジ・ビジョン2030 2.0」を通じて戦略的パートナーシップを構築しました。また、昨年東京で開催されたU20メイヤーズサミットにリヤド市が参加するなど、市レベルでの進展も見られます。現在、東京2020大会の開始までわずか200日足らずとなっています。

東京は、夏季パラリンピックを2度開催する最初の都市となります。私は、パラリンピックの会場を観客で一杯にすることが、東京2020大会の成功を左右すると信じています。

1964年の大会は、高速道路網や新幹線などの都市インフラの遺産を残しました。今度の大会では、目には見えませんが、それでも私たちの未来にとって重要な遺産を残したいと思っています。

例えば、デジタル化の力を通じて東京の可能性を引き出す東京データハイウェイ戦略は、誰もが活躍できる社会に向けてバリアフリー対策を推進し、人生100年時代の到来に備えます。私が望んでいるのは、「longevity(長生き)」を意味する「長寿」という日本語の言葉を、世界の辞書に入れることです。

大会期間中、私たちは、イスラム諸国からのアスリート、役員、観光客を含め世界中からの訪問者をお迎えします。

東京は開催都市として、イスラム教徒を含め様々な海外からの観光客が安心して快適な滞在を楽しめるような、おもてなしの環境造りを推進しています。訪れるすべての皆様が、伝統とイノベーションが共存する東京をお楽しみいただけることを期待しています。

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