
リヤド:サウジアラビアのアブドラティフ・ビン・アブドルアジーズ・アル・シェイク・イスラム問題担当大臣は、パレスチナ人を支持し、彼らに対する攻撃的な政策を非難することは、湾岸協力理事会(GCC)発足以来の揺るぎない原則であると明言した。
パレスチナの大義はサウジアラビアにとって重要な問題であり、サウジはパレスチナの人々と彼らの法的権利を支持していると、同大臣は述べた。
この発言は、アブドラティフ大臣がサウジ代表団を率いて、オマーンのマスカットで25日(水)に開催された第9回GCCイスラム問題・寄付担当閣僚会合に出席した際になされたと、サウジ通信(SPA)が報じた。
「パレスチナというのはパレスチナ人だけの問題ではありません。我々イスラム・アラブ諸国、ひいては人類全体の問題なのです」と同大臣は述べた。
「我々にはこの大義を我々の意識と、宗教的言説の中に存在させる義務があるのです」と続けた。
アブドラティフ大臣はまた、会合の議題である他のいくつかの問題、特にアラビア湾岸諸国における宗教的、道徳的、家族的価値の保護について言及した。同大臣は、国や社会の障壁が弱まった技術進歩とグローバル化の時代において、文化的価値を守ることが重要だと強調した。
また、イスラム問題・宗教・寄付担当省庁には、若者にイスラム教の正しい原則と価値を教え込む責任があると述べた。そしてこれは、家族を社会の核として扱うことによってのみ達成できるとした。
アブドラティフ大臣はさらに、環境を保護し気候変動と闘うためのイスラムのビジョンを概説した省の報告書を発表した。その中で大臣は、グリーン・リヤドやサウジと中東のグリーン・イニシアティブなど、サウジの主要な環境イニシアティブを力説した。
同氏はまた、灌漑に雑排水を利用したり、屋上に太陽光パネルを設置したりするなど、モスク建設に関する新たな政策を採用する省の意欲を強調した。