
リヤド:国営サウジ通信が5日に報じたところによると、アル・ウラー行政区域南部の遺跡で作業をしていた建築家らが20万年前の手おのを発掘。
アル・ウラー王立委員会発表の同発見は、TEOS HeritageのCan Aksoy博士・Gizem Aksoy博士率いる考古学者チームが同地域における古代人の生活の跡を求めてカラの遺跡を調査していた際によるものである。
カラは、イスラム教が始まった最初の数世紀、アラビア半島で最も重要な居住地域の1つであり、歴史的、考古学的に見て重要な遺跡が点在している。
長さ51cmのおのは、柔らかい玄武岩製で両側の刃先が研がれている。約1万年前に終わった旧石器時代のものと考えられている。
TEOSチームは、同地域で同様の石器を十数点発見しており、それらがどのように作られ、使用されていたのか、さらに詳しい調査を続けている。
TEOSを任命した王立委員会は、アル・ウラーとカイバルにまたがるその他11の考古学プロジェクトを指揮している。これは同地域を文化遺産として発展させる、より幅広い計画の一部である。