アブダビ―2020年のドバイ万博について、サウジアラビアのパビリオンのボランティアとして活動するサウジ学生を募集する採用キャンペーンが始まった。
エミレーツ基金およびアラブ首長国連邦の大学と提携して行われるボランティア採用のキャンペーンが始まった。
サウジの学生クラブとアラブ首長国連邦の7大学の学生の代表らによるワークショップがこのほど開かれ、推計1000人の学生ボランティアを募集する手続きを開始した。
サウジのパビリオンのプロジェクトマネージャーであるファハド・アルヤビス氏は、「ボランティア活動は、私たちの計画にとって不可欠である。その目的とは、ボランティアに光をあててその能力を向上させ、学生たちの実務的なスキルを豊かにし、サウジ王国とサウジの若者のイメージを高めるべく創造力とエネルギーを注ぎ込むことにある」と述べた。
学生は、パビリオンの公式ウェッブサイトにリンクしているウェッブサイト< www.volunteers.ae/KSAPavilion/>を通してボランティアに応募できる。応募者については、個人データの確認、審査前の面接、スキル審査を含めた調査選考プロセスを経て、審査通過の可否が決まる。次の段階に進んだ学生たちは、個々のスキルに基づいた特定の役割のための集中訓練を受け、その修了後、卒業式の場で表彰される。
このプログラムで受け入れられるボランティア人員の男女比は、機会均等政策に沿って50対50となる。
パビリオンで訪問者サービスとボランティアプログラムの代表を務めるスラーヤ・アルバドラン氏は、こう述べた。「私たちのプログラムは、学生たちに対し、世界的な舞台で我が国の大使として活動する一生に一度の機会を与えるものだ。2020年ドバイ万博で多様なボランティアの役割を担い、比類のない実践的な現場で活動することにより、学生たちは唯一無二の体験を経て個人としても、職業人としても自ら成長できる」
さらに、 同氏は次のように続けた。「2020年ドバイ万博はサウジの人々に対し、私たちがいかに関わり合っているかについて、また学生大使たちがその関係の好例となることについて、世界に示す機会を提供する」