
リヤド:サウジアラビアの非石油部門における輸出は、2023年12月に前年同月比で12%増となったことが公式統計で明らかとなった。
サウジアラビア総合統計庁(GASTAT)によると、12月の非石油部門における輸出総額は265億サウジアラビア・リヤル(70億7000万ドル)を記録し、前年同期の236億サウジアラビア・リヤルから増加を示した。
サウジアラビアでは、ビジョン2030に掲げられた目標に従い、経済の多角化を通じた石油離れを進めているため、民間の非石油部門を強化することが最重要課題となっている。
公式報告書は、化学製品および関連製品が12月の非石油部門における製品輸出の大きな割合を構成し、同部門全体で32.4%を占めたことを強調した。
GASTATはさらに、非石油輸出の輸入に対する比率は、12月に前年同月比で43.8%まで上昇したと指摘した。これは非石油部門の輸出が12%増加したのに対し、同時期の輸入が7.1%減少したことが影響している。