
リヤド:サウジ高官の情報筋は26日、同国のマージド・アル・カサビー商業大臣とイスラエル占領当局が会談したという、SNS上で拡散されている疑惑を否定したと、国営サウジ通信(SPA)が伝えた。
SPAが伝えた同情報筋の声明によると、拡散されている動画は、アブダビで開催された第13回世界貿易機関閣僚会議の開会前に、アル・カサビー氏がナイジェリア側の大臣と並んで立っていた時のものである。
「(ナイジェリアの大臣である)その人は(サウジのアル・カサビー大臣と)握手した後、(カサビー氏とは)初めて会ったので紹介を受けていた」と、同情報筋がSPAに語った。
このSPAによる報道がある前に、イスラエルのメディアがこの2人がサウジアラビアとイスラエル間の和平について話し合ったと報じた。また、イスラエルのある放送局は、2人の写真に「イスラエルとサウジの各大臣が握手を交わし、『共に歴史を作ろう』と話し合う」という見出しを付けて放映した。
同情報筋はまた、SPAに対して、パレスチナ問題におけるサウジアラビアの確固たる姿勢と、イスラエルの攻撃に立ち向かうパレスチナ人民への揺るぎない支持を再確認した。