


リヤド:サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子がアントニー・ブリンケン米国務長官を迎えたと、サウジ通信が木曜日未明に伝えた。
会談では、「ガザ地区での動向と、軍事作戦を停止しその安全保障と人道的影響に対処するための努力」について話し合われたと、SPAは付け加えた。
二人は「最新の地域的・国際的な情勢に加え、二国間関係や共同協力の分野についても検討した」という。
これに先立ち、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外相とブリンケン氏は、ガザにおける「即時停戦の重要性」について話し合った。
ブリンケン氏は水曜日、イスラエルを含む地域ツアーの最初の行程でジェッダに到着した。
木曜日には、ガザに隣接し、過去の調停活動にも特使が関与してきたエジプトに向かう予定だ。
今回の訪問は、ジョー・バイデン米大統領とベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相の関係が緊張している中でのことだ。ワシントンは、10月7日のハマスの攻撃以来、何十億ドルもの軍事援助でイスラエルを支援してきたが、民間人の死亡を抑制できなかったり、重要な援助物資の輸送を許可しなかったりする同盟国に、次第に不満を募らせている。
アメリカにとってもうひとつの大きな関心事は、ガザ地区の最南端にあるラファの運命である。バイデン氏はネタニヤフ首相に対し、150万人ものパレスチナ人が避難生活を送っているこの小さな地域への本格的な地上攻撃を回避するよう圧力をかけている。
米国務長官をサウジアラビアに迎える中、サウジアラビアの主要援助機関であるKSreliefは、国連パレスチナ難民救済機関であるUNRWAに4000万ドルを寄付した。
KSreliefは、この新たな資金によって「25万人以上に食料を、2万世帯にテントを提供できる」と述べた。
ガザでは、イスラエル軍がガザ市のアル・シファ病院を戦車と軍隊で、戦争が始まって以来4回目の攻撃を行った。イスラエル軍は、ハマスの戦闘員90人を殺害し、160人を逮捕したと主張した。