ジュネーブ:サルマン国王人道援助救済センター(KSrelief)のアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアジーズ・アル・ラビーア総括は土曜日、ジュネーブで世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長と会談した。
会談は、現在スイスで開催されている第77回世界保健総会の傍らで行われた。
サウジアラビアのジュネーブ国連常駐代表アブドゥルモフセン・ビン・ホタイラ氏も会談に出席した。
会談では、保健分野での共同救援・人道的プロジェクトや、世界中の患者や負傷者に医療支援を届けるためのメカニズムに関する共通の関心事について話し合われた。
テドロス氏は、KSreliefを通じて、様々な国で困っている人々の健康状態を改善するために王国が実施している医療プロジェクトやプログラムを賞賛した。
また土曜日には、イエメン、スーダン、シリアのための5つのエグゼクティブ・プログラムをWHOと締結し、その総額は19,496,000ドルに達した。
最初の合意は、スーダンの各州における腎不全患者の死亡率を減少させるために、スーダンの深刻な腎臓透析用品の不足に対処することを目的とし、約23万5千回分の透析用品の提供、100台の透析装置の確保、77カ所の透析センターの医療スタッフの給与の支払いを行うもので、金額は500万ドルである。
2つ目の協定は、シリアの地震被災者への医療支援で、総費用は474万6000ドルである。
第3の協定は、イエメンの5歳未満児の麻疹蔓延対策に焦点を当てたもので、総費用は300万ドルである。
第4の合意は、医療施設における水と衛生サービスを改善し、イエメンで最も困窮している人々への持続可能な水の供給を確保することを目的としたもので、総額375万ドルである。この合意には、10の医療施設に太陽電池式井戸を掘ることも含まれている。
5つ目の合意は、イエメン全土におけるコレラの蔓延を抑えることを目的としたもので、金額は300万ドルである。