
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアの防空部隊は土曜遅く、リヤドと南部の都市ジャザンに向かう弾道ミサイルを撃墜した。
イエメンの正当政権を支援するサウジ主導のアラブ連合軍報道官・トゥルキ・アル・マリキ大佐は、サウジアラビア空軍は土曜午後11時23分にリヤド上空で2発の弾道ミサイルを迎撃し、破壊したと語った。
アル・アラビーヤの情報筋によると、南部の都市ジャザン上空でも少なくとも1発のミサイルが迎撃された。
アル・マリキは、ミサイルは「フーシ派民兵テロリスト」によってイエメンのサヌアとサーダからサウジの民間施設および民間人に向けて発射されたと語った。
民間防衛軍リヤド地域担当報道官のムハンマド・アル・ハマディ大佐は、リヤドの別々の地区の民間人2人が迎撃され空中で爆発したミサイルの落下破片により負傷したと述べた。
攻撃の責任に関して即時の主張はなかったが、イエメンのイラン同盟のフーシ派テロリストは以前にもリヤドや他のサウジの都市をミサイルやロケット弾、無人機で攻撃してきた。
コロナウイルスの大流行を抑制する取り組みによる深夜前の外出禁止令で封鎖されたリヤドで3回の爆発音が聞こえたと、住民がソーシャルメディアで語った。
昨年9月にフーシ派がサウジの2つの石油施設に壊滅的な攻撃を行った後にサウジへの攻撃停止を申し出て以来、同国に対する初の大規模な攻撃となった。