
アラブニュース
リヤド:イエメン政府を復興させるために戦うアラブ連合軍は30日、イエメンのフーシ派が支配する地域に一連の空爆を行った。
この攻撃は、先週末に行われたサウジアラビアの首都と別の都市への弾道ミサイル攻撃に対応したものだ。
連合軍は作戦の目的を「テロリストであるフーシ派民兵の正当な軍事目標を無力化し、破壊する」こととし、「進行中の差し迫った脅威に立ち向かう」ことだと述べた。
「破壊された標的は、テロリスト民兵の高度な能力、貯蔵所、弾道ミサイルや無人航空機の組み立て・取り付け場所、(イランの)イスラム革命防衛隊(IRGC)のエキスパートのいる場所、兵器庫などです」と連合軍のスポークスマン、トゥルキ・アル・マリキ大佐は述べた。
同氏によると、標的は、紛争の主な火種となっている港湾都市フダイダ を含む、イエメン北部のフーシ派が支配する地域全体に広がっている。
アル・マルキ氏は、イランがフーシ派を支援したことにより、世界の他の国々がコロナウイルスの感染拡大に対処するために団結している中、政権が「破壊と攻撃」を支持していることが示されたと付け加えた。
28日の夜遅く、サウジアラビアの防空組織がリヤドとジーザーン上空でミサイルを迎撃し破壊した後、落下した破片で2人の民間人が軽傷を負った。
この攻撃はUAE、英国、米国など、世界中の国々から非難を浴びた。