
リヤド:サウジアラビアは木曜日、世界難民の日に際し、世界中の難民・避難民への支援を強化し続けることを再表明した。
サルマン国王人道援助救援センター(KSrelief)は、サウジ通信(SPA)が伝えた声明の中で、人道支援は “差別なく世界のすべての国を含む “と述べた。
人道支援に特化した国際センターとして2015年5月に設立されて以来、KSReliefは困窮者や戦争や災難の影響を受けた人々のための活動を拡大し続け、これまでに99カ国で2984のプロジェクトを実施してきた。
シリア、パレスチナ、ミャンマー、イエメンの難民・避難民への支援だけでも、11億8000万ドルを超える424の人道的プロジェクトが実施された。プロジェクトには、食糧・農業安全保障、保護・保健サービス、シェルター、早期復興、教育などが含まれる。
KSreliefはまた、21.9億ドル以上に相当する304の複数のプロジェクトを実施することにより、他国で避難生活を送る人々を支援した、
サウジアラビアはまた、戦争の影響を受けた国々からの多くの人々を受け入れている。イエメン、シリア、ミャンマーからの難民だけでも、王国の人口の5.5パーセントを占めるとSPAは報告している。
王国の統計総局(GASTAT)による最新の国勢調査では、王国の総人口は3,217万5,000人だった。イエメン、シリア、ミャンマーからの事実上の難民は176万人以上ということになる。
SPAが指摘するように、王国はこれらの訪問者に無料の治療と教育の機会を提供し、社会への統合を促している。
サウジアラビアの人道支援と救済活動は、実は数十年前にさかのぼる。
サウジアラビアの非営利団体Salamによると、過去40年間における王国の人道援助への支出総額は1150億ドル以上に達し、90カ国以上を対象としている。
「サウジアラビアはさまざまな国に援助を提供し、人道的危機を解決し、戦争や自然災害で苦しむ人々を救済してきました。これらの援助は、宗教や民族に偏見や偏見を持つことなく行われています」と、サウジアラビアのウェブサイトsalam4cc.orgで述べている。