
リヤド】サウジアラビアのファハド・アル・ジャラジェル保健大臣は、今年のハッジ巡礼中に1,300人以上が死亡した。
死亡者の中には、高齢者や慢性疾患の患者も含まれている。
保健大臣は、熱ストレスの危険性と予防措置の重要性に対する認識を高めるために、管轄当局が行ってきた多大な努力を強調した。
また、「ご遺族の皆様には心よりお悔やみ申し上げます。当初、個人情報や身元確認書類が不足していたにもかかわらず、すべての報告書がまとめられ、遺族に通知され、身元確認が完了した。身元確認、埋葬、死者への追悼のために適切なプロセスが踏まれ、死亡証明書が提供されました。”
医療従事者は、ハッジを行うことが許可されていない人々に対する14万1,000件を含む、46万5,000件以上の医療処置を行った。
「この成果は、保健システムとハッジ治安部隊の連携した努力によって可能となったものであり、伝染病や蔓延病の発生は記録されていない」と保健大臣は述べた。
「保健システムは、ハッジを行うための正式な許可を得ていない人々への14万1千のサービスを含む、46万5千以上の専門的な治療サービスを提供した。
しかし、アル=ジャラージェル大臣は、聖地で経験した高温にもかかわらず、ハッジ中の巡礼者の健康状態は良好であったと述べた。
同氏は、保健当局の迅速な対応と、熱ストレスの影響を管理・軽減するためのハッジ治安部隊の効果的な支援を称賛した。
保健システムは今年、熱ストレスの症例を治療し、まだ治療中の人もいる。
保健大臣は、王国による巡礼者への無料保健サービスの提供は、空路、海路、陸路の国境での啓発プログラムにより、到着前から開始されていたと付け加えた。早期発見、予防接種、到着後の医療など、約130万件の予防サービスが提供された。
提供された医療サービスには、開心術、心臓カテーテル治療、透析、救急医療などがあり、合計3万件以上の救急車サービスが行われ、95の航空救急車が王国全土の医療都市で高度な医療サービスの提供を確保した。
さらに、医療システムは6,500近いベッドと部屋を利用できるようにした。熱ストレスへの対策としては、被災者の迅速かつ効果的な救助を可能にする装置の開発などがあった。