

リヤド:キスワというカアバを覆う複雑な黒い布は、毎年恒例の伝統行事の一環として、ヒジュラ年の始まりであるムハッラム1日に取り替えられる。
サウジ国営通信が木曜日に報じたところによると、キスワは159人の技術者と職人の手によって交換される。
古いキスワは撤去され、4つの側面とドアカーテンで構成される新しいキスワに取り替えられる。それぞれの側面は、展開される準備のために、カアバの上部まで別々に持ち上げられる。
新しいキスワは上から取り付けられ、古い布のロープは緩められる。
マッカにあるアブドルアジーズ王カアバ・キスワ複合施設では、200人以上の職人と管理者が働いており、そこで特別な布が生産されている。
この複合施設には、染色、機械織り、手織り、印刷、ベルト、金メッキ、縫製、組み立ての部門がある。
縫製・組立部門には、長さ16メートル、コンピューター・システムで動く世界最大のミシンがある。
キスワの生産には、約1,000キロの生糸と120キロの金線、100キロの銀線が必要である。
新しいヒジュラ年は7月7日に始まる。