カイロ: アラブ諸国の外相らは、ヨルダン川西岸地区と東エルサレムにおけるイスラエルの入植政策を国際法違反とする国連裁判所の勧告的意見を国際社会に強く求めた。
国営通信SPAが報じたところによると、カイロで開催されたアラブ連盟会議の閉幕にあたり、アラブ外相らはまた、イスラエルに対し、その違法な駐留を一刻も早く終わらせ、すべての入植活動を直ちに停止するよう求めた。
彼らは国連、特に総会と安全保障理事会に対し、イスラエルの不法占拠に一刻も早く終止符を打つために必要な追加措置を検討するよう求めた。
アラブ外相らはまた、南アフリカがイスラエルに対し、ジェノサイド犯罪の防止及び処罰に関する1948年条約の下での義務を履行していないとして提訴した裁判について、国際司法裁判所の判決を早めるよう求めた。
大臣らは、イスラエルによるパレスチナ人の土地からの追放は、国際人道法の重大な違反であり、アラブの国家安全保障に対する宣戦布告と侵略に相当し、和平の見通しを損ない、地域の紛争を悪化させると強調した。
ニューヨークのアラブ・グループはまた、「国際連合憲章の目的と原則を遵守せず、国際の平和と安全を脅かし、国際連合加盟の条件であった義務を果たしていない」ことを理由に、イスラエルの国連総会への参加を停止する措置を講じるよう求めた。
また、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相がフィラデルフィア回廊からの撤退拒否を正当化するために主張していることについても、停戦と囚人・人質交換の努力を妨害しているとして、改めて拒否を表明した。