
アラブニュース
メディナ:国籍に関わらず、移民労働者の幸福と彼らにとっての適切な生活条件の確保は王国の取り組みの核である、とメディナ州知事ファイサル・ビン・サルマン王子が述べた。
「我々の宗教は、すべての労働者を思いやりを持って扱うことを説いている。それゆえ、我々は労働者が、健康に影響し得るあるあらゆる類の身体的または心理的危害にさらされることを許容しない。」近日、移民労働者のために新しく建設された住宅施設を訪問した際に知事はそう述べた。
「自分たちと家族のより良い生活を求めてこの地に来る移民労働者は、我々の責任であり、彼らが故郷に戻るまでの安全を保証するために我々は全力を尽くす。」
「我々は彼らがサウジアラビアのポジティブなイメージで帰還することを目指している。サウジアラビアでは国の発展に貢献する歓迎されたゲストとみなされ、決して重荷ではないのだ。」と知事は付け加えた。
ファイサル王子は、メディナ地区が、少し前に短期間で労働者の住居問題に対処することの緊急性と、現行プロジェクトに関わる多数の労働者に対応するための根本的かつ長期的解決策を見つけることを検討していると指摘した。
メディナには、今後3か月以内に完了予定の労働者のための試験的住宅プロジェクトが3件あり、これにより労働者の住宅問題の40%が解消されるだろうと加えた。
地方自治体を代表する地方自治省の協力のもと、5つの新しいサイトも用意された。
民間部門と投資家が、今後18か月以内に新しい家の建設を支援する予定である。これらのプロジェクトはすべて、最高の国際的環境と衛生活動に沿ったものである。
ファイサル王子は、39,000平方メートルのエリアに建設中のアルハリルでの試験的住宅プロジェクトの構成に関して説明を受けた。
このプロジェクトは、食堂、スーパーマーケット、ジムとして利用される最先端の建物に加えて、3,000人の労働者を収容できる976の住宅ユニット、900人の信仰者のための2階建てモスクで構成される。
また、特殊なセキュリティ監視システムを備えた診療所や公共サービスの建物もある。
現在メディナで建設中の労働者向け試験的住宅プロジェクトは、労働者の住居地であらゆる防止的および予防的措置を講じることにより、社会全体の健康と安全を確保することを目的としている。これにより、パンデミックとウイルスの蔓延が減じられ、民間部門の労働者への責任が強化される。