岩井文男駐サウジアラビア日本大使は最近、自衛隊創設70周年を記念して大使公邸でレセプションを開催した。
サウジアラビア陸軍のシャラ・ビン・ター・アルサルミ少将をはじめ、多数の政府高官や外交官が出席した。
岩井大使はスピーチの中で、自衛隊は現在、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処活動や、シナイ半島におけるMFO(多国間海洋法裁判所)への参加など、国際平和への貢献を通じて、国際社会の平和と安定に大きく貢献していると述べた。
岩井大使は、特に2023年7月31日にハーリド・ビン・サルマン国防大臣が来日されたことを受け、日本とサウジアラビア王国との間の防衛・安全保障分野における協力関係が強化されたことを歓迎した。
大使は、防衛装備や技術に関する活発な意見交換、女性のエンパワーメントや防衛訓練・交流プログラムにおける協力について言及した。
岩井大使のサウジアラビア王国での任期は間もなく終了する。同大使はエジプト駐在大使に任命された。
岩井氏は最近、X(旧ツイッター)で「2日前の閣議で、エジプト・アラブ共和国駐在大使に任命された」と述べた。
また、「駐サウジアラビア大使としての私の任務もまもなく終了する」と示した。
岩井氏は2020年12月4日から現在まで、王国の大使を務めている。
「2020年12月にこの職に就くことができて光栄に思います。外交官人生の中でも最も素晴らしい時期のひとつでした」と述べている。
「この機会を借りて、サウジアラビア王国の指導者、政府、国民の皆さまから常に受けた支援と多大なご協力に心からの感謝と謝意を表したいと思います」と付け加えた。
サウジアラビア赴任前は、岩井氏は駐イラク大使だった。