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ウイルス患者治療に、サウジの病院が医療ロボットを使用

キング・アブドゥラ・メディカル・コンプレックスのこのハイテクマシーンにより、COVID-19の症状を診断する時、医師や看護師は安全な距離から作業ができる。(提供)
キング・アブドゥラ・メディカル・コンプレックスのこのハイテクマシーンにより、COVID-19の症状を診断する時、医師や看護師は安全な距離から作業ができる。(提供)
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24 Apr 2020 01:04:09 GMT9
24 Apr 2020 01:04:09 GMT9
  • 聴診器、オトスコープ、アイカメラ、高解像度カメラのような医療機器を備えたロボット

モハメッド・アルスラミ

ジェッダ:サウジアラビアの病院で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に医療ロボットが使用されている。

ジェッダのキング・アブドゥラ・メディカル・コンプレックスで稼働しているハイテクマシーンは、この命取りになるウイルスに感染した疑いのある人の検査を実施したり、診断を下したりできる。

このロボットを使うことによって、保健当局者は個人用保護具や予防用医療用品の在庫を節約しながら、患者から医療・看護スタッフへのCOVID-19感染拡大を阻止することをめざしている。

このロボットは聴診器、オトスコープ、アイカメラ、内蔵された高解像度レンズを通して、遠くから皮膚を調べるための専用カメラのような医療機器が備え付けられている、と同メディカル・コンプレックスの総責任者、ハリド・アルトゥマリ博士は述べた。

またこのロボットには、スマートフォンのアプリからCOVID-19の症状を診断したり、患者を診察したり、バイタルサインを読んだり、X線画像を出したり、患者のカルテ情報を確認したり、といった医師や看護師の作業が安全な距離からできるようなツールも装備されていた。

このテクノロジーは応答時間を速めるばかりか、同コンプレックスの内外で最高品質の医療サービスを提供している、とアルトゥマリ博士は付け加えた。このロボットは隔離された病室に自動で入退室できるようになっていて、病室から病室に移り、各病室を離れた後には消毒するようにプログラミングが可能だ。

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