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マッカ市以外のサウジアラビア全域で外出禁止令を部分解除

サウジ警察官に外出禁止時間内の移動許可証を提示する運転手(SPA)
サウジ警察官に外出禁止時間内の移動許可証を提示する運転手(SPA)
サウジ警察官に外出禁止時間内の移動許可証を提示する運転手(SPA)
サウジ警察官に外出禁止時間内の移動許可証を提示する運転手(SPA)
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26 Apr 2020 11:04:53 GMT9
26 Apr 2020 11:04:53 GMT9

アラブニュース

リヤード:サルマーン国王が、聖地マッカとその近隣地域の例外を除き、COVID-19の感染拡大を受けて隔離措置の執られていたサウジアラビア全域での外出禁止令の部分解除を命令した。

国営サウジ通信(SPA)が日曜日朝に伝えた国王令によると、外出禁止令は2020年4月26日午前9時から2020年5月13日午後5時まで解除されるという。

この国王令によると、マッカとその近隣地域は24時間の外出禁止令が続くという。

今回の新しい国王令は保健機関当局の勧告に基づくもので、経済活動を少しでも回復させ、市民や住人を安心させようというもの。

2020年4月29日(6 Ramadan 1441 AH)から2020年5月13(20 Ramadan 1441 AH)まで営業再開が許されるのは量販店と小売店のほか、商店街やショッピングモール。

建築業者や工場も「業務内容に応じて時間の制限なく」活動を再開できる。

逆に活動が許されないのは「物理的な距離の確保ができない業態で、所轄官庁が判断した美容クリニック、理髪店、スポーツ/ヘルスクラブ、レクリエーションセンター、映画館、美容院、レストラン、カフェ」などだという。

この国王令では、経済、商業、工業の各活動が、保健省などの各所轄官庁種の定めた予防対策に準拠しているかどうかを、当局が責任を持って監視するよう指示されている。

警察当局も、「ソーシャルディスタンス」が常に維持されているか監視するよう指示されており、結婚式やパーティーなど、5人以上の人が集まるイベントは引き続き禁止となる

国王令は国民に対し、違反者には規定の罰則が課せられ、規制や指示に違反した施設は決められた手順に従って閉鎖される、とくぎを刺している。

昨年暮れにCOVID-19が中国の武漢で最初に発見されて以来、サウジアラビアは1万6299人がCOVID-19に感染し、136人が死亡したと報告している。これまでのところ、2214人ほどが完治したという。

世界的に見ると、感染者数は290万人、死者数は20万人を越えているが、なかでも米国が5万3000人以上で合計死者数の25%以上を占める。

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