
ダーラン:王国有数の大学は、防衛、人工知能、原子力を含む分野の研究を推進するため、政府機関や大企業と新たに15件の協定を結んだ。
キング・ファハド石油鉱物大学は、エネルギー大臣でKFUPM理事会議長のアブドゥルアジーズ・ビン・サルマン・ビン・アブドゥルアジーズ王子が出席したダーランでの最近の式典で、これらの協定に署名した。
そのハイライトのひとつは、アブドゥラー国王原子力・再生可能エネルギー都市との覚書で、原子力・再生可能エネルギー、水素、AIの技術開発を進める。
このパートナーシップはまた、奨学金、教育プログラム、起業家トレーニングを通じて技能の向上を目指すものである。
KFUPMはまた、国防省と2つの協定を結んだ。
ひとつは軍人の大学生を対象とした学術プログラムを導入するもので、もうひとつは「戦争帰還兵と殉教者の子供たち」のための訓練と教育の充実に重点を置くものである。
さらに、防衛研究および先端技術における国家能力を開発するため、防衛開発総局との協定が結ばれた。
この協定は、研究インフラの構築と、防衛システムにおける協力体制を強化するための枠組み作りに重点を置いている。
大学はまた、サウジ・データ・AI庁(Saudi Data and Artificial Intelligence Authority)とも新たなパートナーシップを締結し、大学院奨学金、教員交流、共同研究プロジェクトの概要について合意した。
防衛、AI、エネルギー以外にも、KFUPMはアラムコと提携し、2つの研究センターを設立した。
ひとつは、持続可能な化学物質と材料を開発するための炭素材料に焦点を当て、もうひとつは、低炭素燃料とプラスチックのリサイクルに重点を置いた石油転換技術を推進する。
同大学はまた、運輸・物流サービス省とも協定を結び、ドローンシステム、自律走行車、クリーンエネルギー輸送技術を研究し、将来の物流における規制や技術の進歩に貢献する。
その他の協力関係としては、環境研究のための研究センターを設立するための国立環境コンプライアンスセンターとの覚書、学術プログラムと研究イニシアチブを共同開発するためのNEOMとのパートナーシップ、生物医学工学と医療機器の技術革新を支援するためのキング・ファイサル専門病院・研究センターとの協定などがある。
経済・教育開発についても、経済学大学院プログラムを立ち上げるための経済・計画省との協定や、学生への財政支援を行うためのアルビラド銀行との提携を通じて取り組んだ。