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サウジアラビア、パレスチナ人強制移住に反対、パレスチナ国家なきイスラエルとの関係を拒否

サウジアラビア外務省の声明は、ドナルド・トランプ大統領が米国にガザ地区を所有させたいと発言した直後に発表された。(ネット)
サウジアラビア外務省の声明は、ドナルド・トランプ大統領が米国にガザ地区を所有させたいと発言した直後に発表された。(ネット)
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06 Feb 2025 01:02:37 GMT9
06 Feb 2025 01:02:37 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアは水曜日、パレスチナ人が独立国家を持つべきだという長年の立場は揺るぎなく、交渉の余地はないと述べた。

サウジアラビア外務省の声明は、ドナルド・トランプ大統領が、すべてのパレスチナ人がガザ地区から追放され、他の国々に送られ、彼らのために入植地が建設された後、米国がガザ地区を所有することを望むと述べた直後に発表された。

王国の指導者たちは、数十年にわたる紛争の永続的な解決策を見出す方法として、イスラエルと並んで自分たちの国家を持つに値するとするパレスチナ人のための正義を繰り返し求めており、王国の立場は長年にわたるものだ。

サウジアラビアの指導者たちは、王国とイスラエルの正式な関係は、1967年の国境線上に実行可能なパレスチナ国家を建設することにかかっていると繰り返し述べている。

同省の声明は、皇太子が2024年9月18日にシュラ協議会で行った演説を取り上げ、サウジアラビアは東エルサレムを首都とする独立したパレスチナ国家の樹立に向けてたゆまぬ努力を続けると強調し、それなくして王国がイスラエルとの関係を正常化することはないと付け加えた。

皇太子は、2024年11月11日にリヤドで開催された臨時アラブ・イスラム首脳会議でも同様の考えを表明し、パレスチナ国家樹立に向けた努力の継続を強調するとともに、イスラエルによるパレスチナ地域の占領の停止を要求した。

また、より多くの国々がパレスチナ国家を承認するよう促し、国連総会決議で表明されたパレスチナ人の権利を支持するために国際社会を動員することの重要性を強調した。

「サウジアラビア王国はまた、イスラエルによる入植政策、パレスチナ領土の併合、パレスチナ人をその土地から追い出そうとする試みなど、パレスチナ人の正当な権利に対するいかなる侵害に対しても、以前から表明している断固とした拒絶を強調する」と声明は付け加えた。

火曜日、ホワイトハウスでベンヤミン・ネタニヤフ首相の隣に立ったトランプ大統領は、イスラエルによる15ヶ月に及ぶ残忍な攻撃で瓦礫と化したガザの外で暮らす方がパレスチナ人にとって良いことだと述べた。

「私は彼らが戻るべきだとは思わない」とトランプ氏は言った。「今のガザには住めない。別の場所が必要だと思う。人々を幸せにする場所であるべきだと思う」

大統領は、エジプトとヨルダンがガザ住民を引き取らなければならないと主張している。両国はこの考えを真っ向から否定している。

トランプ大統領はまた、飛び地の再建を支援し、領土の所有権を確保するためにアメリカ軍を使うことも否定しなかった。この領土は、その温暖な気候と地中海沿岸の絶好のロケーションから、「中東のリビエラ」になる可能性があると述べた。

王国は、自分たちの土地に残るパレスチナの人々の深刻な人的被害を軽減するために努力することは、国際社会の義務であると述べた。

「持続的で公正な和平は、パレスチナの人々が国際的な正当性決議に従って正当な権利を得ることなしには達成できない」

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