
リヤド:月曜日にサウジアラビアで行われたウクライナに関するロシアとアメリカの協議は、約12時間の交渉の末に終了した。
TASS通信は情報筋の話として、会談は「12時間以上の協議」の末に終了し、火曜日には結果に関する「共同声明」が発表されると伝えた。
ドナルド・トランプ米大統領は先週、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領とロシアのプーチン大統領の両者と会談した。
会談の計画について説明を受けた情報筋によると、アメリカ側はホワイトハウス国家安全保障会議のアンドリュー・ピーク上級部長と国務省のマイケル・アントン上級職員が主導しているという。
ホワイトハウスによれば、協議の目的は黒海での海上停戦を実現し、船舶の自由な航行を可能にすることだという。
ロシアからは、元外交官で現在は連邦評議会外交委員会の委員長を務めるグリゴリー・カラシン氏と、連邦保安庁長官の顧問であるセルゲイ・ベセダ氏が参加する。
先週モスクワとキエフが基本合意した30日間の限定停戦でさえも、双方が無人機やミサイルでお互いを攻撃し続けているため、達成するのに苦労している。
ドナルド・トランプ米大統領が両国首脳と会談した後も、両者の意見が一致しないため、どの標的を攻撃禁止とするかが大きな対立点のひとつとなっている。
ホワイトハウスは 「エネルギーとインフラ 」が対象になると述べたが、クレムリンは合意は 「エネルギーインフラ 」に限定されていると表明した。ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、鉄道や港湾などのインフラも保護されることを望んでいると述べた。
月曜日、サウジアラビアの首都リヤドで行われた会談では、こうした相違点のほか、商業船舶の安全を確保するために黒海での攻撃を一時停止する可能性についても話し合われる見込みだ。ロシアの国営メディアは現地時間月曜深夜、会談は終了したと報じた。
ホワイトハウスでの記者団とのやり取りの中で、トランプ大統領は、領土線とウクライナ南部の重要な原子力発電所の米国所有の可能性が協議の一部だったと述べた。
AFP、AP、ロイター